米久和彦

KAZUHIKO KOMEKYU  赤絵士 九谷米久窯



古代より赤はとてもおめでたい

吉祥・魔よけ・生命力あふれる元気の色。

 

九谷焼の赤絵は 緻密な線で描かれた伝統の吉祥文様が特徴です。

400年の歴史をもつ九谷焼の中でも、江戸時代の後期から明治初期の短い期間に栄えた技法が「赤絵細描」「赤絵金襴手」です。

 

しかし、その緻密さゆえに現代に技術を伝承する作家はわずかと言われています。

そのなかで注目されているのが 米久和彦氏です。

 

花瓶、香炉、飾皿などが中心の九谷焼に 俊英作家ならではの感覚を盛り込み、現代にマッチした作風は幅広く支持されています。

 

近年ではフラワーアーティストとコラボレーションしたテーブルコーディネートが多くの人たちの反響をよび、新しい九谷焼の展開として注目をあつめました。

 

「赤」を中心に展開する緻密に描かれた吉祥の世界は、気品と躍動感にあふれています。