黒木国昭

KUNIAKI KUROKI

ガラス工芸作家 国の卓越技能者



 

 

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黒木国昭氏は、西洋の素材であるガラスの中に日本人としての感性と美意識を融合させ、唯一無二の作品を次々と作り出しています。

 

代表的な「光琳」は、いく層ものガラスの間に、金やプラチナ箔を散らした華麗で華やかな作品です。これらの作品は、伝統の日本美に色褪せることないガラスの透明な輝きを与えることで、古今東西の人々を魅了してきた、儚くも妖しく、そして美しいガラスの素材が新たな創造物となり、私たちの目を楽しませます。

 

昔からある環境や風景

汚染されてしまう前に

その美をガラスの中に残したい

 

そんな強い信念から、工房のある宮崎県綾町が日本一の照葉樹林を誇る木の故郷であることに着目し、木の芽吹き、古代からの時の流れなど表現した「綾切子」を開発しました。

 

2008年 ガラスの聖地ヴェネチアにある国立カ・ペーザロ博物館で日本人として初めて大規模な展覧会を開催するなど、黒木氏の作るガラス工芸は今や世界と日本との文化の架け橋になっています。